新選組

新選組 山南敬助の生涯 山南はなぜ新選組を脱走したのだろう

新選組といえば、あなたはまず誰を思い浮かべますか? 局長の近藤勇、イケメン鬼副長土方歳三、剣の天才沖田総司。 それとも? 今回紹介する山南(やまなみ・さんなん)敬助は、江戸試衛館のころから近藤らとともに暮らし、新選組の結成メンバーです。 ですが、ほかの初期メンバーに比べると印象が薄いようです。 大河ドラマ「新選組!」で...
新選組

「鬼の副長」土方歳三の生涯 新選組の分裂と終焉を走りぬく

新選組は、騒乱の京を守るため、そしておのれの志を貫き通そうとした侍たちでした。 身分を問わず集まった男たちが、なぜあれほどまでに強くなったのか。 ともすれば、烏合の衆に成り下がるかもしれない新選組を「鬼」の顔で守り続けたのは、副長の土方歳三だったといわれています。 今回は、土方歳三の生涯、新選組の絶頂期から仲間たちの別...
幕末~

岡田以蔵:人斬りと言われた彼の素顔とは?最期に残した言葉とは?

幕末の動乱期、尊王攘夷を唱える過激な浪士たちの中に、「人斬り以蔵」と呼ばれた男がいました。 大河ドラマ『龍馬伝』では、佐藤健さんが演じ、話題になった岡田以蔵です。 すさまじい剣の使い手の彼は、師匠とも慕う男の言うままに、暗殺を続け、最期は無残に斬首されました。 彼は、なぜ人を斬り続け、なぜ悲惨な最期を迎えることになった...
新選組

「隊中美男五人衆」とは?新撰組若手隊士のイケメンに注目!

「隊中美男五人衆」とは、子母澤寛氏の表した新選組3部作の3作目『新選組物語』の中に登場する若手イケメン隊士のことです。 新選組の屯所だった八木邸当主(八木源之丞)の次男・為三郎氏から子母澤寛氏が取材をした話として、隊の中で評判の美男だった5人の若手隊士のエピソードが書かれています。 甲乙つけがたい美男ぞろいの若手隊士と...
平安時代

平安の恋多き女流歌人和泉式部は本当に魔性の女?それとも哀しき女性?

和泉式部は、紫式部・清少納言などと同時代に生きた女性です。 小倉百人一首の 「あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな」 (私はもうすぐ死んでしまうでしょうが、この世の最後の思い出にもう一度あの人に逢いたい) なんとも情熱的な恋の歌を歌った和泉式部は、次々と浮名を流し、モテモテの恋多き女流歌人...
幕末~

最後の将軍・徳川慶喜 英邁と言われ、臆病者とそしられた生涯とは?

江戸幕府の終焉を見届けた最後の将軍・徳川慶喜。 幕末の動乱期真っ只中に徳川幕府を支えた慶喜には、正反対の評価があります。 立派な人物だという人、臆病で卑怯者だったという人。 幕末の歴史を新選組から知った私は、大坂城に家臣を置き去りにして逃げた卑怯者というイメージがありました。 でも大河ドラマ『青天を衝け』放映にあたり、...
おすすめ作品

今日のおすすめは、漫画!「天まであがれ」全3巻

木原としえさんの「天まであがれ」は昭和50年の週刊マーガレットに掲載された、新選組・沖田総司を主人公にした物語です。 試衛館時代から新選組結成、池田屋事件あたりまでが主に舞台となっています。そして沖田さん、土方さんの最期まで・・・。 史実をもとにしてはいますが、そこは少女漫画💞 沖田さんと、恋仲のこよりちゃんは仇どおし...
新選組

島田魁 新選組結成当初から最後まで義を貫いた武士の生涯

個性的(?)な新選組隊士が多い中で、巨漢で知られているのが、島田魁(かい・さきがけ)です。 島田は、新選組がまだ壬生浪士組と名乗っているときに入隊し、土方歳三とともに蝦夷函館まで北上し、土方亡きあとも最後まで旧幕府軍新選組として戦った人物です。 今回は、島田魁の生涯をその義に厚い人となりを見つめながら、お話ししたいと思...
歴史人物

日本のシェイクスピアと呼ばれた近松門左衛門 生涯と主な作品を紹介

ネットや情報番組でセンセーショナルに取り上げられることの多い、有名人の不倫や不祥事。 他人事だけに、毎日の生活のちょっとした刺激になるからでしょう。 ある意味無責任な人の心は、昔から変わらないものだったのです。 江戸時代の初期から中期にかけてに活躍した近松門左衛門は、そんな人たちの心をわしづかみにした劇作家・脚本家でし...
戦国時代

戦国の梟雄 松永弾正久秀とはどんな人物だったのか 真の姿を探る

松永久秀と言えば、将軍を暗殺し、主君を欺き、大仏の首を落とし、最期は信長に責められて、名器とともに爆死した、まさに戦国時代の梟雄(残酷で荒々しいことや人物)としての印象があります。 私もずっとそのようなイメージを持っていたのですが、現在(2020年)放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』を見ているうちに、 松永久秀って、もし...