平安時代

平安の恋多き女流歌人和泉式部は本当に魔性の女?それとも哀しき女性?

和泉式部は、紫式部・清少納言などと同時代に生きた女性です。 小倉百人一首の 「あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな」 (私はもうすぐ死んでしまうでしょうが、この世の最後の思い出にもう一度あの人に逢いたい) なんとも情熱的な恋の歌を歌った和泉式部は、次々と浮名を流し、モテモテの恋多き女流歌人...
奈良時代

この人が祟らなければ今の京都はなかった⁉悲運の貴公子早良親王の生涯とは?

日本には、三大怨霊としておそれられた人々がいます。 平将門 菅原道真 崇徳天皇 しかし、この三人に勝るとも劣らないほど恐れられた人がいました。 それが、早良親王(さわらしんのう)です。 実は、早良親王の恐ろしい祟りがなければ、京に都は移されなかったのです。 ですので今の京都があるのは、早良親王のおかげだともいえるのです...
室町時代

足利義輝は剣の達人だった!非業の死を遂げた足利将軍の生涯とは?

2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」では、向井理さんが演じる足利義輝。室町幕府13代目の将軍です。 と言っても、ピンとこない人が多いのでは? 室町幕府は、15代目の将軍足利義昭の時代に、織田信長によって終わることになりますが、義輝は義昭の1つ上の兄です。 教科書に出てくることもありませんので、あまり知られていませんが、...
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平安時代

平将門 親分肌で慕われた悲運の武士の生涯と伝説を紹介

平将門 この人物からあなたはどんなことを想像しますか? 関東で乱を起こした人 菅原道真・崇徳天皇とともに日本三大怨霊とされる人 徳川家康をはじめ、多くの武士の崇敬を受けている人 平将門が生きた時代は、貴族が政治の中心だった平安中期です。 この時代の武士は、貴族を警護する役目、家来でした。 平将門も朝廷・貴族にとっては、...
新選組

伊東甲子太郎 志半ばで倒れた志士は本当に新選組を裏切ったのか

元治元年秋、1人の人物が上洛しました。 彼を慕う仲間とともに新選組に入隊したのは、伊東甲子太郎。 大いなる志をもって新選組隊士となった伊東でしたが、数年後にその志が無残に絶たれることなど、思いもしていなかったでしょう。 今回は、新選組参謀・伊東甲子太郎の生涯を追いながら、彼が本当に目指したものを探ります。 伊東甲子太郎...
新選組

新選組十番隊隊長原田左之助 「死に損ね左之助」の生きざまを紹介

今回紹介する新選組隊士は、十番隊隊長原田左之助です。 短気で荒っぽかった原田は、現在では土方ほどイケメンぶりが評判にはなっていないようですが、当時は結構有名だったようですよ。 原田左之助、いったいどんな人物なのでしょうか。 いつものように私見や妄想(?)を交えながら、紹介していきましょう。 左之助の生涯 原田左之助が生...
新選組

新選組 山南敬助の生涯 山南はなぜ新選組を脱走したのだろう

新選組といえば、あなたはまず誰を思い浮かべますか? 局長の近藤勇、イケメン鬼副長土方歳三、剣の天才沖田総司。 それとも? 今回紹介する山南(やまなみ・さんなん)敬助は、江戸試衛館のころから近藤らとともに暮らし、新選組の結成メンバーです。 ですが、ほかの初期メンバーに比べると印象が薄いようです。 大河ドラマ「新選組!」で...
平安時代

『光る君へ』紫式部のライバルと言われた清少納言ってどんな女性だったの?

清少納言は、平安時代の女流歌人で、随筆家で、そして天皇の后である中宮・定子の教育係を勤めた女性です。一説には紫式部とライバル関係にあったとも言われています。 ところが、清少納言が書いた『枕草子』について、学校で習ったのはあの「春はあけぼの…」という一部分だけ。あまり印象に残りませんでした。 でも大人になって改めて読んで...
新選組

新選組・土方歳三が救ったのは市村鉄之助だけではなかった!箱館から帰ってきたもう1人の少年隊士

戊辰戦争の最終決戦となった箱館戦争。 新選組副長・土方歳三は、新政府軍総攻撃の前に、1人の少年を箱館から江戸の日野へ向かわせます。 まだ若い少年隊士・市村鉄之助です。 それは、市村の命を救うため、そして新選組が生きた証を残すための行動でした。 しかし、この時土方が箱館から逃がした少年隊士は、市村だけではなかったのです。...
新選組

新選組局長 近藤勇 誠を貫いた男の生涯を追う

幕末の動乱期、活躍した期間はわずか5年ほどだったにもかかわらず、未だに鮮烈な印象を与え続ける新選組。 最盛期には300名を超える隊士を抱えていた新選組のトップに立ち続けたのが近藤勇です。 農家出身の近藤が、なぜ新選組の局長となったのか、彼は何を目指していたのか。 今回は、近藤勇の生涯を追いながら、私なりに近藤勇という人...