幕末~

最後の将軍・徳川慶喜 英邁と言われ、臆病者とそしられた生涯とは?

江戸幕府の終焉を見届けた最後の将軍・徳川慶喜。 幕末の動乱期真っ只中に徳川幕府を支えた慶喜には、正反対の評価があります。 立派な人物だという人、臆病で卑怯者だったという人。 幕末の歴史を新選組から知った私は、大坂城に家臣を置き去りにして逃げた卑怯者というイメージがありました。 でも大河ドラマ『青天を衝け』放映にあたり、...
新選組

新選組 山崎烝 近藤・土方の信任篤き男の生涯とは?

山崎烝・丞(やまざきすすむ)は、新選組の探索方として活躍し、局長の近藤勇や副長の土方歳三にも信頼された人物と言われています。 しかし、探索(スパイ)が仕事だった山崎ですので、偽名を使うことも多く、新選組での活躍は、あまり表に出ていません。 でも、新選組ファンの中では、結構人気があるんですよね。 今回は、山崎烝の生涯を紹...
おすすめ作品

映画『燃えよ剣』殺陣の迫力と臨場感に感動!ネタバレ少々あります

コロナ禍により、封切りが遅れていた『燃えよ剣』がやっと公開されました。 長くなりすぎた首を元に戻すため、さっそく見に行ってきました。 今回はその感想をちらりとお話ししたいと思います。 真っ先にお伝えしたいのは 臨場感、迫力、そして映像の美しさ。 2時間をゆうに超える長さなのに、それを感じさせないテンポの良さ。 ネタバレ...
平安時代

菅原道真はなぜ怨霊に?なぜ天満宮に祀られたのか?その生涯を知りたい!

全国に多数ある天満宮。 その全てに菅原道真が祀られています。 でも、菅原道真が実際に平安の世に生きた人です。 なぜ人が神として祀られるようになったのでしょうか? それは、道真の悲運と悲嘆に暮れた最期が関係しています。 今日は、菅原道真の生涯を紹介しつつ、道真が天神様になった道なりをお話しします。 そろそろ北野天満宮の梅...
歴史人物

黄表紙の元祖といわれた恋川春町とはどんな人物だった?

恋川春町は、江戸中期の戯作者兼浮世絵師です。 黄表紙(大人向けの風刺のきいた漫画)の先駆けといわれ、あの蔦重(蔦屋重三郎)を支えた1人でもあります。 今回は、武士と戯作者・絵師という二足の草鞋を履きながら、多くの人気作を描き上げた恋川春町の生涯を追ってみましょう。 恋川春町の略歴 延享元年(1774) 駿河で生まれる ...
南北朝時代

天龍寺や苔寺を作った夢窓礎石ってどんな人物?京のちなみを紹介!

鎌倉時代から室町時代にかけて活躍した夢窓礎石は、僧でありながら多くの庭園を作り、日本文化に大きな影響を与えた人です。 京都観光には欠かせない嵐山にある天龍寺庭園や一面の苔が癒しを与えてくれる苔寺(西芳寺)庭園も夢窓礎石が設計したのです。 今回は、そんな京都の美しい景色を作りだしてくれた夢窓礎石を紹介します。 夢窓礎石の...
平安時代

最恐の怨霊と言われた崇徳上皇とは?悲運の生涯と怨霊伝説

崇徳上皇は、菅原道真・平将門とともに、日本三大怨霊と言われています。 中でも、崇徳上皇は、最恐の怨霊と考えられています。 天皇として、御代を治めたはずの崇徳上皇がなぜそのような恐ろしい怨霊として名を残しているのか、そして本当の崇徳上皇とはいったいどんな人だったのか。 今回は、崇徳上皇の生涯と怨霊伝説を紹介します。 崇徳...
新選組

新選組2番隊長永倉新八 隊内きっての剣客は最期まで武士の誇りを持っていた 

永倉新八は、新選組の中でも、沖田総司・斎藤一と並んで、剣の達人と言われた人です。 江戸っ子で情に篤く、その上めっぽう強い永倉新八は、新選組ファンの中でも人気が高く、多くの映像作品で有名な役者さんが演じていらっしゃいます。 とても魅力的で陽のイメージが強い(あくまで個人的な感想です)永倉ですが、明治維新以降は、賊軍として...
おすすめ作品

『幕末相棒伝』坂本龍馬と土方歳三 幕末最強のコンビが大暴れ

『幕末相棒伝』は五十嵐貴久さんの時代小説『相棒』を原作としたドラマです。 あの坂本龍馬と新選組副長・土方歳三がコンビとなってある事件の犯人を探るという、幕末ファンにはたまらない設定の物語。 私の好きな小説の1つでもあるのですが、それがドラマ化されて実際の映像を見るまでとてもドキドキワクワクしていたことを覚えています。 ...
平安時代

『光る君へ』紫式部のライバルと言われた清少納言ってどんな女性だったの?

清少納言は、平安時代の女流歌人で、随筆家で、そして天皇の后である中宮・定子の教育係を勤めた女性です。一説には紫式部とライバル関係にあったとも言われています。 ところが、清少納言が書いた『枕草子』について、学校で習ったのはあの「春はあけぼの…」という一部分だけ。あまり印象に残りませんでした。 でも大人になって改めて読んで...